私にとって一番大切な人は母です。そして、私にとってとても大きな存在が3つ上の姉です。
本当に姉妹だろうか??と疑いたくなるくらい私と姉の金銭感覚は違います。
それはもう子供の頃から。
私はお年玉をもらうとすぐにおもちゃ屋さんへ行き『ずっと欲しかった!!』って訳でもない、たまたま目についたおもちゃやお人形を買ってしまいます。
でも姉は、(なにも欲しくない。だけどみんな買ってるし、自分もなにか買わないと子供らしくなくて可愛気がないと思われるかも・・・)そんな理由で500円くらいのカードゲームを買います。そしてそれをいつまでも大事にします。
クリスマスにサンタさんにお願いするプレゼントも私はおもちゃだったと思います。なにが欲しかったのか覚えていないけど、もらったものがきっと欲しいと言ったものだったのでしょう。
ある年のクリスマス、夜中に目を覚ますと私の枕元にはプレゼントの箱が。隣で眠る姉の枕元を見るとなにやら薄っぺらな封筒にリボンが付いているもの。私はこの後もう一度寝ている隙に、姉にプレゼントを交換されては困る!と手でおさえて寝たのを覚えています。(←この頃から・・・)
そして朝起きて、姉がプレゼントを開けるのを横目でチラリ。
中身は・・・図書券でした。
姉は頭がいいわけではないけど、本を読むのは好きだったようです。
学校で一番好きな場所も図書室。だけど、自分で本を買っているのはあまり見たことがありませんでした。
いま欲しいものがないので、いつでも使える図書券が欲しいと言ったのです。
私にはその考えが全く理解できませんでした。
うちは母子家庭です。
私が小学3年生の時に父が病気で亡くなりました。
その後、専業主婦だった母が女手一つで私たち兄妹3人を育ててくれました。
(私と姉の上にもうひとり兄がいます。この兄は私以上に出来が悪い・・・。今後このブログに登場するかは・・・分かりませんが)
生活は決して楽ではなかったと思います。
しかし、母は田舎の農家生まれで、子供の頃に周りのお友達が持っているものを羨ましいと感じることがたくさんあったようです。
その思いから「父親がいないからといって、子供たちに惨めな思いはさせたくない」と一生懸命働いてくれました。
そんな母の気持ちも知らずに、小学生だった私はワガママ放題。
欲しいものは手に入れるまで「買って!買って!」
姉がワガママを言っているのは見たことがありません。
だからこそ姉は私のワガママが許せず、子供のころはケンカが絶えませんでした。
母からすると、姉がなにも欲しがらないから妹の私にだけ買ってあげられない。
私は、姉が邪魔をするから欲しいものを買ってもらえない。
その話を大人になってからすると、こんなエピソードがありました。
まだ父が元気だった頃、姉は唯一欲しいとおねだりしたものがあったそうです。
それは「ホッピング」というもので、足を乗せる所にバネが付いていてジャンプをして遊ぶおもちゃです。
だけど父の「縄跳びしとけ」の一言で、姉は二度とホッピングが欲しいとは言いませんでした。
父がなくなってからはもちろん、父が元気な時でさえ、姉は何かを欲しがるとお金がかかるという思いが強くあったようです。
貯金が趣味なんじゃないか?と思うくらい貰ったお金は使わずに貯めていました。
ですがうちにはハイエナが2頭。
私と兄は、よく姉の貯金箱からお金を泥棒していました。。ほんと最低だ・・・。
同じ環境で育ったにも関わらず、金銭感覚だけは全然違います。幼い頃からの事を思い返すと、育った環境というより、もう個人の性質の違いだとしか思えません。同じ親から生まれたのに不思議ですよね。
はじめまして。同い年母子家庭、将来不安、てとこでで親近感湧いてつい今更ながらコメントごめんなさい!なんかわかりますー。うちも母が「みじめな思いさせたくない」と懸命に働いてくれててたのに、私はあんまりうちが母子家庭って意識もなくわがまま放題言ってました。。自分がお金を稼ぐようになってようやく母がしてくれていたことのすごさと大変さにに気付きました。。親孝行したいと思いながらも相変わらず心配ばっかかけてます。。私も金銭感覚がアレなので、なんとかしないととは思ってるんですけど、、お互い頑張りましょう!