緊急入院①

実は、8月のお盆前から、約1週間入院をしておりました。

人生2度目の入院です。
1度目は小学校3年生の夏休みに、腕を骨折して1ヵ月近く入院していました。

私たち家族にとって8月は本当によくないことが起こります。
「今年も8月が来たなぁ。気を付けて過ごそうな」毎年おまじないの様にこの会話をします。

8月が終わるとホッとしていたのですが・・・、今年は無事に乗り越えたとは言えない年でした。

なんて、入院というワードが強すぎて大事のように感じますが、実際はそこまで重症に至らなかったのでご心配なく。

入院に至った経緯としては、8月7日の朝、少しだけ喉に違和感がありました。
もうすぐ連休が始まるのに、風邪ひいたのかな。嫌だなぁ。と思いながらも熱がなかったので仕事には行きました。このまま気のせいで終わってくれ!と願いながら。

しかし、お昼休憩の時には痛みが増していたのでこれは気のせいではなかったな・・・と。
午後になるともっと痛くなり、唾を呑み込むのすらきつい。
体感的におそらく発熱もしていそう。

その日はなんとか乗り切って定時で退社しました。
仕事帰り、喉はめちゃくちゃ痛いけどお腹空いた・・・。

唾を呑み込むのすら痛いのに、何を思ったか私はお弁当屋さんでカツカレーを買って帰りました(笑)

そして、喉の痛みと戦いながらもカレーを口に運ぶ手が止まりません。きれいに完食!!
おばかーーーーー!!

食事を終えて30分もしないうちに、完全に唾液が呑み込めなくなりました。
尋常じゃない喉の痛さ。しかも、喉全体が痛いというより、左側が異常に痛い。

これって風邪とは違うよね?そう感じました。
風邪を引いた時のイガイガする痛みではなく咳も出ない。

のどが腫れているような痛みで、声を出すのも辛い。

洗面所に唾を吐きに行っても、ベットに戻るとまた唾液が口に溜まっている。
熱も38度を超えていたので早く横になりたいのに、洗面所から動けない。

その日はビニール袋にティッシュを入れて、そこに何度も唾を吐き出しながら浅い眠りにつきました。明日行けば3連休だからなんとか熱だけは下がってほしい。熱さえ下がれば仕事には行ける。

この時はまだそんな事を考えていました。

だけど翌朝、熱を測ると相変わらず38度を超えていました。もう仕事には行けない。
病院に行かないととは思っていたのですが、昨夜お風呂に入っていないから病院行くなら入りたい。でも動けない・・・。

もう病院行かずに今日はこのまま寝ようかな。明日から3連休だし安静に過ごしておけば次の出勤までには治るだろう。

そんな事を繰り返し考えていました。

そして時間が来たので職場に欠勤の連絡を入れた際「連休前なので病院に行ってきます」と言わなくていい事も付け加えてしまいました。

その結果、「病院に行ってまたなにか分かったらショートメールでもいいので連絡ください」って言われたのです。

しょっちゅう仕事休む人たくさんいるのに、なんで私だけそんなこと言われるの!?
私なんて記憶に残らないくらいしか休んだことないのに!!ってちょっとやるせなさを感じました。

まぁ結果的に、病院に行くことにしたので良かったのですが。
症状的にこれは耳鼻科だなと思ったのでいつも行くスーパーの近くにある耳鼻科に行く事にしました。

でも用意したくても体がしんどすぎて動けない。時間がどんどん過ぎてしまったので、もうお風呂は諦めよう。

母と一緒にスーパーまで行き、私が病院に行っている間母は買い物。
「何がいるの?何食べる?パンは?」
心配してくれているのは分かってるんです。でも喉が痛くてもう水すら呑み込めない。
なのでとりあえず「ポカリだけ多めに買っておいて欲しい。」と何十回も言っているのに何十回も同じ質問をしてくるのです。

もう辛すぎて地団駄を踏み、喋られへんって言ってんのに何度も同じこと聞かんといて!!と目で訴えました。
そのままスーパーで分かれて私は病院へ。
ですが、あると思っていた耳鼻科が閉院されていたのです。

いつ無くなっていたのかは分からないけど、私は耳鼻科はここしか知らない・・・。
もう改めて自分で探すとかの気力がなくて、抗生剤でもなんでもいいからとりあえず喉の腫れを抑える薬さえもらえれば・・・そう思って隣の内科に行きました。

口に溜まった唾液を死にそうになりながら呑み込み「初診です」と受付の方に伝えると症状を聞かれました。喉が痛くて発熱していると言うと、症状はそれだけですかと聞かれました。

私が「はい」と答えると、受付の方は少しどうしようか?と悩むような感じでした。
「耳鼻科の方がやっぱりいいですよね・・・でも閉まっていて」と伝えると、2軒分の耳鼻科の紙をくれました。

電車には乗らないといけないけど、比較的行きやすい場所の耳鼻科を教えてもらったので、そちらに行く事にしました。

この時、先生に診てもらって結果耳鼻科に行った方がいいよと言われるならまだしも、なんで医師でもない受付の人が耳鼻科に行くよう勧めたのか少し疑問でした。

のちのち、病名が分かってその病気についてついて調べた結果、私の声の感じからきっと分かったんだろうな~と納得できました。枯れているとかガラガラしているではなく、くぐもった声になっていたのも症状のひとつでした。

母にLINEメッセージでこのまま別の病院に行くと伝えました。
声が出しづらい上に、母は耳が遠いので一度では伝わりません。
なのであえてメッセージにしたのに、メッセージだけでは一生既読にならない。
しかたなく通話のコールを鳴らし、「LINE読んでほしい」とだけ伝えて通話を切ったのですが、すぐに折り返しがかかってきました。
このやりとり本当にしんどかった(笑)

スーパーの入り口まで出てきた母に状況を説明すると、買い物かごに入ったものを戻しに行くと慌てだしたので、「ひとりで行くから大丈夫、鍵持って出てないから帰るまでは家におって欲しい」とだけお願いしました。まさかこのまま入院になると思っていなかったので。

連休前の平日だからけっこう待たされるかな?と思っていたけど、比較的すんなり診察室に入れました。

そして鼻からカメラを入れて診てもらうと・・・「えらい腫れてるな・・・これ、大きい病院行ってもらわな」
はい?どういうこと・・・?
鼻からカメラを抜いた先生がさらに「これ入院なるわ」と一言。

私が「え!?入院ですか!?」と戸惑っていると、「だってこれ窒息するで」とどんでもないことを言うんです。

紹介状を書くので一旦待合室で待つように言われました。
でも診察室から先生の声が聞こえてきて、

「○○さん、○○先生に電話して!!」
そして電話で「急性喉頭蓋炎の疑いの患者さんを今から行かせてもいいか」という内容が聞こえてきました。

初めて聞く病名。
入院と聞いて不安でいっぱいでした。

そしてまた診察室に呼ばれて、紹介状を持ってすぐにそっちの病院に行くように言われました。
「救急車使うほどでもないとは思うけど・・・タクシーですぐ行って!」

え!?救急車ももしかしたら必要なレベルの状態ってこと!?
そこでは病名は言われなかったけれど、これ以上腫れて空気の通る道がふさがってしまったら窒息してしまうと言われました。

怖いって!!

母に連絡をして、入院になった事を伝えました。
心配していろいろ聞いてきたけど、私も自分の状況をあまりよく理解できていなかったのでとりあえずタクシーに乗り込み病院に向かいました。

思った以上に長くなったので一旦ここで終わります。

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